横浜市の年度予算の中で、区の裁量で配分できる「自主企画事業費」。中区と西区の2020年度事業費(案)の特徴を2週にわたり解説する。
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中区の予算案は、「誰もが安心と活力を実感するまち中区〜住んで良し、働いて良し、訪れて良し〜安心して暮らせるまち・共生の推進・活力を生む地域の賑わいづくり」を基本目標に掲げる。その達成に向け安全・安心、子どもから高齢者までともに支え合う、多文化共生、地域活力の増進、利用しやすい区役所の5つの施策を設けている。
多文化共生では、外国人を対象に居住実態や働き方、暮らしの満足度、区政への要望、地域でのつながり、心配ごとなどの意識調査を新たに実施する。また多言語広報紙の発行やボランティア活躍の場の発掘、外国にルーツのある若者の相談・支援を行う居場所づくりも推進する。
第4期の地域福祉保健計画策定
これまで同様に安全・安心なまちづくり、子どもから高齢者までともに支え合うまちづくり、地域の活力があふれるまちづくりも進める。
安全・安心なまちづくりでは、地域防災力向上に昨年開局したコミュニティFM「マリンFM」を活用し防災情報を発信。また、子どもから高齢者までがともに支え合う地域社会の方向性を示す「地域福祉保健計画」の第4期を策定する。老人クラブへの加入促進、普及啓発も行う。ひとり親家族や障害児に係る相談にきめ細かく対応できる体制も強化する。
地域の活力があふれるまちづくりとしては、中区の歴史・文化を発信する「絵地図」を改定。また若年層の体力向上に2019年度に初実施した「ジュニアダンスコンテスト」を充実させる。「シビックプライドの持てる区庁舎」として区役所の本館1階のエントランスも改修する。
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