船体はすでに撤去。沈んだ工作物を取り出す作業が進む＝４月２日撮影
石川町駅近く、中村川にかかる西の橋近くに約30年にわたり不法係留されていた船舶の撤去工事が、４月30日まで延期されることになった。
工事は今年２月から行われており、３月末の完成を予定していた。しかし、船舶だけでなくその下に沈んでいた工作物の撤去が長引き、追加工事が発生したため延期となった。所管する神奈川県横浜川崎治水事務所では「住民の皆様にはご迷惑おかけいたします」と理解を求めている。
西の橋の上流左岸に係留されていた船舶は、川の流れを阻害するとともに、周囲の景観に悪影響を与えていたとして、近隣住民から撤去を望む声が上がっていた。近くで商店を営む男性は「景観が良くなることはうれしい。今後の水上交通の発展にも期待したい」と話していた。
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