山手消防団の新団長に添田勝夫さん(64)が4月1日付で就任した。
210人を擁する同団。1894(明治27)年に市内に編成された3消防組(伊勢佐木・石川・山手)に始まり1948年3月の消防組織法施行により消防団としてスタートした。6分団からなり、中区の山手・本牧・本郷町および臨海埋立地区などを管内に持つ。その総面積は約15・2平方キロメートルと中区3消防団(伊勢佐木・加賀町・山手)で最大。団員充足率は2017年度から3年連続で100%を達成。3月には地域防災力への貢献が評価され「総務大臣表彰」を受賞している。
訓練は分団ごとに月1回実施。2年ごとの横浜市操法大会の出場、一昨年に復活した消防団独自の小型ポンプ操法大会で、技術向上を図る。
団員歴40年のベテラン。3月末で定年となった豊島世志男前団長を支えてきた。普段は中区山元町の「溝口畳店」の代表。「地域に根付いて働いているので、その利点を生かせることもあり入団した」と振り返る。
真面目に活動してきたことが、地域の消防団への信頼向上につながっていると自負する。近年は三渓園で区内3団合同の訓練も行っており、今後は「より緊密な連携が必要」と指摘。また消防隊員と連携した訓練もより充実化させ、「地域全体の防災力を向上させていきたい」と意気込んだ。
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