中区本牧町のコミュニティ放送局「マリンFM」(86・1MHz)は、臨時休校のため家で過ごしている子どもたちと学校をつなごうと、地元小中学校の教員が日替わりで出演する特別番組を放送している。
5月11日の間門小学校を皮切りに27日まで中区内の市立小中学校12校が日替わりで電話出演。平日午前10時から正午までの帯番組「ごきげんラジオ」内の特別コーナー(10時39分頃〜)として放送している。
10分ほどの時間だが、出演した教員らは子どもたちに思い思いのメッセージを届けている。児童・生徒らを元気づけようと校歌やオリジナル曲を披露した学校もあるという。
今回の取り組みは、地元小中学校でPTA会長を務めた経験を持つマリンFMの笹原延介代表が企画。新型コロナウイルスの影響で例年通りの卒業式が開けないことをふびんに思った笹原さんは、地域の小中学校長らをスタジオに招き、参列できなかった保護者や地域の人たちへの思いを放送で語ってもらった。それをきっかけに今回のコーナーを構想し、4月末に区内の市立小中学校に出演を依頼、計12校が応じた。
気持ちを楽に
15日に出演した本牧小学校の関泰司教諭は「身体を動かすことも大切。校庭開放や図書館なども利用して」と子どもたちに呼びかけた。同じく出演した同小の綱川愛教諭は、新学期が始まり登校日1日のみという状況において「新しい学年を過ごせるように準備を進めています」と語りかけていた。放送後、綱川教諭は「子どもたちの気持ちが少しでも楽になれば」と話していた。
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