神奈川県赤十字血液センター=港北区=による「はなさか献血キャンペーン」が5月24日に県内の献血ルームで行われ、献血者にバラの生花510本がプレゼントされた。
同キャンペーンは、神奈川県園芸協会=緑区=と血液センターが協力して実施するもので、卒業式や入学式のほか、イベントの縮小や中止に伴い、生花の需要が大きく低迷している現状の中、「一番良い状態の生花を届けたい」という生産者の思いを届けるためのもの。16日にも県内2カ所で実施され、園芸協会から洋ラン100本が同協会から寄せられた。
第2弾となった24日は、県内3件の生産者(平塚、厚木、秦野)から510本のバラが寄贈。「横浜駅東口クロスポート献血ルーム」と同駅西口の「横浜Leaf献血ルーム」のほか川崎市、藤沢市、厚木市など全6カ所で実施された。当日は687人が献血に協力した。
バラの花を受け取った献血協力者は皆笑顔を見せた。横浜駅東口の献血ルームを夫婦で訪れた松田幸久さん=横浜市在住=は「素敵な花を頂けて、今日来られて良かった」と話す。また、藤沢で献血に協力をした女性は「このご時世でこんなにたくさんの方がいらしていて、お花もプレゼントしてくださっていて、人の優しさを感じました」と感謝していた。
同血液センターの担当者は、「献血で患者さんの命を支えると同時に、生産者の思いが詰まったバラを多くの皆様に受け取っていただき、大変嬉しく思います」と話した。
|
<PR>
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|