横浜キワニスクラブ(平田克男会長)=中区尾上町=はこのほど、鶴見区で50年近くにわたり読書体験を通して子どもの育成支援を行ってきた青木淑子さんを表彰した。同クラブが社会公益のために献身的に活動してきた人や団体を表彰する「キワニス社会公益賞」としてその功績をたたえた。
青木さんは、小学校教諭だった亡き夫・純さんとともに1970年ごろから、子どもたちの家に本や書棚を置いて、所有する本を貸し出すというシステムを構築。それにより、子どもたちに本を読む楽しみを与え続けてきた。16年前からは鶴見区の馬場花木園で紙芝居教室を実施、10年に純さんが他界したあとも紙芝居と絵本の読み聞かせなどを続けてきた。また長い休み中は自宅を開放し蔵書に触れらるようにするなど本を通した子育て支援に取り組んできた。
7月2日に西区のホテルで行われた同賞贈呈式で青木さんは「それぞれの子どもにあった本を選ぶことができる人材を育てていきたい」と今後の展望を語った。
横浜キワニスクラブは1974年に全国8番目のクラブとして設立。55人の会員を擁する。
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