10月15日から、2021年度の幼稚園の願書配布が始まる。本紙では横浜市幼稚園協会中支部、西支部に入園を決める際のポイントや支部の取り組みなどを聞いた。
教員との密な情報交換を中区・アソカ幼稚園 小林淳一園長
――中支部について教えて下さい。
「計12園に約1400人の園児が通っています。自然の中や都会の街並みに溶け込んだ園など周辺の環境はさまざま。教育方針もキリスト教や仏教のほか、中国系など、多岐にわたります」
――支部としてはどのような取り組みを行っていますか。
「特に教職員の育成に力を入れています。グループに分かれて教職員それぞれに考えるテーマを設け、研修・研究を通してスキル向上に取り組んでいます。例えば、”遊び”や”子どもにとっての科学”など、現場に生かすテーマを設定。実際の保育にも反映しています」
――園選びの基準は。
「”園児の幸せ”のため、愛情あふれる眼差しで子ども一人ひとりの成長を見守ってくれるかどうか。子どもが通う現場が実際どうなのか、雰囲気を知るためにも園長や教職員とコミュニケーションを積極的に取ることをお勧めします」
――最後にメッセージをお願いします。
「子どもたちの発想や可能性にはいつも驚かされます。目で見て触れて、吸収していく。”遊びを学び”に自ら変えていく能力を最大限発揮できる環境を整えていくことが、園の責任ともいえるでしょう。今では感染症対策なども講じつつ、子どもたちには全力で遊んでほしいです」
”楽しそう”の直感 大切に西区・野毛山幼稚園 奈良昌人園長
――西支部の特徴は。
「所属園数が7園と、市内の支部で1番少ない。だからこそつながりが強く、情報交換も活発です。歴史が古い園も多く、キリスト教や仏教などを教育方針に取り入れている園など、7園の中でも個性が分かれます」
――園選びのポイントなどを教えて下さい。
「お子さんと一緒に見学に行くことはとても大切だと思います。特に子どもの”楽しそう”という直観は、その園に馴染めるかという一つの判断基準にもなるでしょう。コロナ禍での情報収集としてガイドブックやHPなど、足を運ばない方法でも対応して頂けたらと思います」
――園ではどのような感染症対策をしているのでしょうか。
「各園によって異なりますがオンラインを導入している園もあり、情報発信の方法なども変わりつつあります。運動会などの行事についても、三密を回避するため保護者の参観も配信にしたりするなど、それぞれが工夫をしています」
――最後にメッセージをお願いします。
「幼稚園で過ごす3年間での子どもの成長は目を見張るものがあります。そこで保護者には『子どもと一緒に成長する』という意識を持ってほしい。保護者にとってもかけがえのない時間です。遊びながらも成長していく子どもの姿を一緒に見届けましょう。そのためにも園選びは大事にしてほしいです」
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