中区・西区版 掲載号:2020年10月22日号 エリアトップへ

横浜の美術文化を牽引

文化

掲載号:2020年10月22日号

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 11年間横浜美術館の館長を務め、4度にわたり国内最大級の国際芸術祭「横浜トリエンナーレ」の運営に携わった。このほど、横浜の美術文化振興と醸成に大きく貢献したとして、横浜文化賞に選ばれた。「予想をしていなかった。個人でいただけるとはとてもありがたい」と喜ぶ。

 横浜での活動は、1993年に横浜市民ギャラリーで開催された現代美術展「第29回今日(こんにち)の作家展」が始まり。当時、女性では初めて展覧会の企画者を務めた。その後、横浜市が横浜美術館の指定管理者を公募した時にその選定にも携わった。

 横浜美術館に指定管理者制度を導入した2年目の2009年に館長就任。「指定管理者の選定委員を務めた経緯もあったので声がかかるとは思わなかった」と当時を振り返る。

コレクション活かす

 館長に就いて間もない頃は、少ない予算規模のなかで「いかに魅力的な美術館にするか」に注力。コレクションを活かした企画展の実施や、監視スタッフによる来館者対応への目配り、館内表示などを刷新した。「美術館は、日常とは違う異空間な場所。居心地よく観賞できる空間づくりを目指しスタッフ一丸となって努力したのを今でも思い出します」

国内外で交流も

 それ以降、来館数が増え、ルノワールやモネなどの海外作品を含む大規模な企画展や、カナダの国立美術館で昭和のモノクロ写真による同館のコレクション展を開催するなど、国内外の美術館交流も積極的に行ってきた。また、国内最大級の国際芸術祭「横浜トリエンナーレ」に同館が主会場の1つとなった11年から総合ディレクターに就任。以降も同組織委員会の委員長をはじめ、共同ディレクター、同副委員長を歴任した。「入口は広くても奥深いのが現代美術。トリエンナーレなどを通じ多くの市民の皆様にとって身近な存在になってきたのではないか」と話す。

 今年3月に同館の館長を退任し、現在は、国立新美術館の館長に。「開港の地横浜は、新しいものを受け入れる文化があります。来年から大規模改修に入りますが、新たな横浜美術館の姿をとても楽しみにしています」

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