横浜中心部の河川を活用した水上交通の社会実験「よこはま運河チャレンジ」が11月14日と15日に実施される。コロナの影響で開催が危ぶまれたが、クルーズを予約制にするなど十分な感染症対策を行うことで開催に踏み切った。また、運河と横浜の歴史や社会実験の目的、これまでの活動などを紹介するユーチューブチャンネルも開設し、横浜の新たな魅力を発信する。
8年目となるこの取り組みは、中区と南区に跨る吉田新田の周りを流れる大岡川・中村川・堀川とその周辺を会場としたイベント。昨年に「運河パレード」から「運河チャレンジ」に改称。水上交通の可能性に挑戦するという意味を込めた。地域のNPOや横浜市などで組織されるよこはま都心部水上交通実行委員会(小林直樹委員長)が主催する。
活動目的など動画で配信
恒例のクルーズは、昨年まで500円で体験乗船の性格が強かったが、今年は弁当や土産を付け料金も大人3500円にし、歴史ガイドや船上ライブなどエンターテイメント性を盛り込んだ(※全コース完売)。コースは内陸部の「吉田新田」と山下ふ頭や新港ふ頭などを巡る「みなと」の2つを用意した。
その他にも運河を活用し緊急物資を運ぶ防災訓練やスタンプラリーなども企画されている。
今年は動画配信によりプロモーションを強化する。「濱橋チャンネル」をユーチューブに開設。取り組みの目的をはじめ吉田新田の歴史や運河の清掃、大岡川に設置した手作り漁礁の紹介など、運河とのかかわりを伝えるコンテンツが並ぶ。
実行委員会の中心的な役割を担うNPO代表の大島重信さんは「そもそも何のために実施しているのか、しっかり伝えていく」と話す。また「運河活用の可能性を広く知ってもらい、運河から新たな横浜の魅力を見つけていきたい」と継続する狙いを語った。
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