西区みなとみらいに日本事務所を構える国際連合世界食糧計画(WFP)が2020年度のノーベル平和賞を受賞した。日本事務所の焼家直絵代表らが受賞報告のため11月初旬に市庁舎を訪れ、林文子市長と面会。焼家代表は「日本、そして横浜の皆さんとともに支援の輪を広げたい」と話す。
国連機関のWFPはイタリア・ローマに本部を置く。紛争地や発展途上国で飢餓に苦しむ人々などを支援し、30年までに飢餓人口を0(ゼロ)人にすることを目標に掲げて活動。そういった取り組みが評価され、ノーベル平和賞を受賞した。
しかし、今も世界で約6億9千万人が深刻な食糧不足に苦しんでおり、WFPは「飢餓をなくすことが平和につながる」と呼び掛けてきた。日本事務所は企業などと協力し、広報活動を通して貢献している。
また、新型コロナウイルスの影響で民間航空機が止まり、物資の輸送が難しくなる中、代わりに人道支援航空機を飛ばすなどで物資や人を届ける活動を続けている。
林市長は「世界各地で支援に努めているWFPの皆さんの力になれるよう、横浜市としてもできることから協力していきたい」と話した。
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