9月から開催されている横浜みなとみらいホール主催のバーチャル版芸術祭「横浜WEBステージ」。同プログラムの一つとして、「無人オーケストラコンサート」が12月9日に行われた。
同イベントは神奈川フィルハーモニー管弦楽団による生演奏音源を、収録時の奏者と同じ位置に設置した約70台のスピーカーから発するコンサート。通常時のように客席で座って聴くことも可能だが、舞台上で近い距離での音の体験もできる。スピーカーの大きさは収録した楽器によって異なり、置き方や音の出る向きにもこだわるなど、本物さながらの演奏を忠実に再現している。
当日は約1時間の公演が4回行われ、計約800人が来場。ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調『運命』Op・67よりや、J・ウィリアムズの『スター・ウォーズ』メイン・タイトル、ビゼーの歌劇『カルメン』より第一幕への前奏曲の3曲が披露され、来場者を楽しませた。
同ホールの来年からの長期休館を前に新井鷗子館長は「あらゆる場所での”みなとみらいホール”の再現が可能になると思う。さまざまなアイデアを模索し、新たな文化発信の形を追求できたら」と話した。
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