2021年の幕開けにあたり、本紙は西区の寺岡洋志区長にインタビューを行った。コロナの影響を踏まえ、ICTの利用促進を一層、支援していく方針を示した。
――コロナ禍での取組をお聞かせください。
昨年は新型コロナウイルス感染症をうけ、皆さま不安やご心配がつきなかったことと思います。引き続き感染症対策を区の最も重要な取組とし、安全で安心な環境づくりを進めてまいります。
――「元気プロジェクト」の振り返りをお願いします。
「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、区民まつりをはじめ地域の様々な活動やイベントが中止や縮小となってしまいましたが、このような中でも元気に活動している方々を紹介したいと『コロナにまけるな!西区元気プロジェクト2020』を11月2日から12月6日にかけて実施しました。区役所前の日替わりブースには25団体が出展、立ち寄られた方からは一人ひとりにゆっくり案内ができたという声もいただいています。例年の区民まつりのステージ出演団体には動画配信という新しい形での発表も。今後も閲覧できるように活用していきたいと思います」
--コロナ禍、地域の担い手・居場所づくりはいかがでしょうか。
「全講座オンライン受講も可能として、『担い手育成』をテーマに今年度も地域づくり大学校を開催しました。居場所づくりについては、区民利用施設などと連携して活動の灯をともし続けられるよう、場所の提供やオンライン機器利用の支援を行っています」
――安全安心や地域のつながりを目標とした、地域福祉保健計画「にこまちプラン」について。
「今年は西区の総合的な計画である『にこまちプラン』の第4期計画を策定します。区民の皆様には、この計画の策定を通して、お互い同士や地域のつながりについて考えるきっかけとしていただけたらと思います。昨年はコロナの影響で人と接する機会が減り情報共有が進まないという課題が顕在化。情報の双方向性を確保して一体的に情報を共有できる場が大切だと感じています」
――旧市街地への回遊、活性化策の進捗は。
「やはり地域の賑わいは地元の商店街があってこそ。商店街スタンプラリーをはじめ、インスタグラムなどのデジタル媒体も積極的に利用して区の魅力を発信し、商店街の活性化支援につなげていきたいと思います」
――その他の重点施策はいかがですか。
「ICTは、これまで続いてきた地域活動を支えるツールになりますので、このツールを利用できる体験や研修の機会を設けるなどして、一過性で終わらせないよう、区として利用促進の支援に取り組みます」
――区民へのメッセージをお願いします。
「昨年ほど健康を意識させられた一年はなかったのではないでしょうか。皆様に健やかな毎日をお過ごしいただけるよう、本年も職員一同全力で取り組んでいきます」
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