思い出 写真に残して パレットプラザ 横浜元町店
石川商店街入り口にある同店。たった４坪ほどの小さいお店ながら、写真の現像から証明写真の撮影まで行ってくれる頼もしい存在だ。
フィルムメーカーに勤務後「写真を通じて人と接する仕事がしたい」と転職。同店の店長に着任した年に、東日本大震災が起きた。現地に訪れ、残った写真が被災者の心の拠り所になっている様子を見て、思い出を形に残しておくことの大切さを改めて実感。以来店頭でも「写真を残そう、贈ろう、飾ろう」と伝え続けている。「スマホで気軽に写真が撮れる時代だからこそ、大切な写真はぜひ形に残してもらえたら」と増山さん。
最近はフォトブックのほか、ビデオをＤＶＤにするサービスも人気で、故人や幼い頃の我が子を久々に見ることができたと喜ばれているという。
「石川商店街は昔ながらの人の温かさがあって…フィルムのような感じかな」とほほ笑んだ。
元気の源は「本物のはちみつ」 天狗屋養蜂店 横浜店
「国産天然の生はちみつを扱っています。自然本来の甘みや喉通りの良さなど『今まで食べてきたはちみつと全然違う』と皆さん驚かれます」と奈良岡店長。自社養蜂も行い、希少な国産のレンゲやブルーベリーから採取したはちみつ、漆黒のそばはちみつなど他にはない品揃え。”本物”の味を求め、遠方から来るファンも多いという。
棚にずらりと並んだはちみつは、花の種類だけでも何と35種類も。「全て試食できるので、ぜひ食べ比べてみて下さいね」。花ごとに異なる色、香り、味（ワインの様に年でも異なる）、チーズやナッツといった相性の良い組合せなど、目からうろこの話ばかり。はちみつ談義を聞きながら、自分好みの１点を見つけるのも楽しい。
「庶民的でアットホーム。人の繋がりが強い」と商店街の魅力を語る。奈良岡店長の明るい人柄とはちみつパワーで、元気をもらえるお店だ。
ダンス＆ヨガでまちに笑顔を スタジオ ブーサング
安室奈美恵や三浦大知など有名アーティストのバックダンサーから振り付け・演出まで、プロダンサーとして多彩な才能を発揮し、第一線で活躍してきた前畑さん。８年前に「カラダを動かす楽しさを伝えたい」と子どもからシニアまで初心者でも気軽に通える”地域密着のスタジオ”を石川商店街にオープンした。
自身がパフォーマーとして育った横浜への思い入れから同地を選んだというが、当時20代の若さでスタジオを立ち上げた前畑さんを支えてくれたのは街の人たちだった。「困ったことがあったらすぐに助けてくれて、皆さん応援してくれた。石川商店街だったから、今まで楽しく続けられたと思うんです」
今ではすっかり商店街に溶け込み、石川町の公式テーマソングやダンス制作も担当。街の人たちとのふれあいを誰よりも楽しんでいる。商店街を盛り上げてくれる頼もしい存在だ。
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