創立100周年を迎えた横浜銀行(大矢恭好代表取締役頭取)はこのほど、金融経済教育プログラム「はまぎん おかねの教室」のウェブサイトを開設した。
同行では、以前から地域の子どもたちに向け、銀行見学や出張授業などを通じて金融リテラシーの普及・向上に取り組んでいる。同サイトの開設は、新型コロナ感染拡大の状況を踏まえ、オンラインによる教育機会の確保が目的。家庭や学校など多様な環境で活用することができる。
サイト内では、小学生から大人まで幅広い世代が学べる内容が用意されており、同行のキャラクター「はまペン」も登場する。小学校中学年に向けた「おこづかいちょうの使い方」や、フリーアナウンサーの大熊英司さんがナレーションを務める「おかねの考え方」など、イラストを取り入れ、わかりやすい動画を発信しているほか、お金にまつわるクイズなどが楽しめる。今後は積立やローン返済など、将来プランなどを立てる際に必要なシミュレーションができるコンテンツも準備中だ。
教員の声、参考に
同サイトでは、金融教育を扱う社会科や家庭科など小学生から大学生まで各教育機関の授業で活用できる教材も用意されている。学習指導要領や同行に出向している社会科の中学校教諭の意見などを参考に作成したものでサイト内からワンクリックでファイルをダウンロードできるようになっており、指導案やワークシート、授業で使用できるプレゼンテーション資料などが収められている。授業に応じて、加工して活用も可。
本業でSDGsを
このサイトは、同行のSDGs活動の一環として、同行地域戦略統括部のSDGs推進グループで立ち上げたもの。制作を担当した橋本長明さんは「金融のプロが作成した本業を活かしたコンテンツ。充実化を進め、より多くの人に活用いただきたい」と呼びかけ、「未来を担う子どもたちへ『お金』の大切さをこのサイトを通じて伝えられれば嬉しいです」と思いを語った。
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