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ハマノ愛生会 敷地内の溜水 消防用に 西消防署と覚書締結

社会

掲載号:2021年3月18日号

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左奥が壕の入り口。通常時は施錠されている
左奥が壕の入り口。通常時は施錠されている

 社会福祉法人「ハマノ愛生会」=西区浅間台=が3月11日、「消防用水源としての使用に関する覚書」を西消防署と締結した。大規模地震発生時や断水などの際、同法人敷地内にある壕の溜水が消防用水に活用される。

 西消防署では災害時に消火栓から取水できない場合や水不足に備え、学校のプールや帷子川など、消防用水の確保を進めていた。市内ではスーパー銭湯やスイミングスクールといった事業者との覚書締結事例はあるが、壕の溜水の活用は初めて。

 この壕は人工的に手掘りで作られたもので、長さ70m、深さ50cm、幅2mほど。推定約100トンの水が溜まっており、これは大型の防火水槽(標準は40トン)に匹敵する水量だという。ハマノ愛生会が設立した戦後1952年以前から存在していたが、歴史的な経緯は不明。同法人によると「近隣の防空壕跡とは形状が異なるため、通風口として利用されていたものではないか」と推測する。以前はポンプで汲み上げトイレ用水などに使用していたこともあったが、ここ十数年は活用されていなかった。

 同施設が「災害時の飲料水として地域のために活用できないか」と水質調査を行ったところ、飲料水の基準には達しなかったが、消防用水に使えることが判明。昨年末西消防署に相談し、今回の締結に至った。

地域の安心に

 東日本大震災発生から10年の節目となった3月11日、同法人が運営する養護老人ホーム「ハマノ愛生園」で締結式と、壕の溜水を使った放水実演が行われた。

 宮川淳一西消防署長は「災害時の被害を最小限にするため水源の確保が課題だった。豊富な水源を確保できたことは地域の安心につながる」と感謝。ハマノ愛生会の宮内雅彦理事長は、先駆的に地域福祉に取り組んできた同法人の歴史を振り返りながら「以前から何かに活用できないかと思っていた。地域に貢献できて嬉しい」と話した。

締結式で、左から宮川消防署長、宮内理事長、浅間台自治会の小柴嘉直会長
締結式で、左から宮川消防署長、宮内理事長、浅間台自治会の小柴嘉直会長

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