神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2021年4月15日 エリアトップへ

横浜市敬老パス IC化で利用実態把握へ 制度適正化へ一歩

社会

公開:2021年4月15日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は敬老特別乗車証(敬老パス)について来年10月、現行の紙からICカードなどへ切り替える方針を示し、システム開発費を今年度予算に盛り込んだ。高齢化による事業費増や、過多になっているバス事業者への負担が課題となる中、利用実態を正確に把握したい考え。

 70歳以上の市民が一定額を支払うと、市内のバスや地下鉄などが乗り放題になる敬老パス。市で制度が始まった1974年には7万人弱だった交付者は、19年度に41万7千人。市費負担額も3億円弱から99億円に膨れ上がっている。

 現在事業費は利用者、市、交通事業者の3者が負担。利用者は所得に応じ、年額費用を支払う。市は想定乗車回数に応じた金額を交通事業者に助成している。

バス事業者の負担大

 IC化は制度の適正化が狙い。利用実態について、これまでは利用者へのアンケートや乗務員による調査などで行ってきたが、正確なデータは不透明だった。

 市は、バス事業者との話し合いの中で、利用者の乗車回数を一人あたり月15回と想定し、助成額を計算。

 しかし、アンケートによると月平均20〜25回と想定を上回っており、超過分はバス事業者の負担となっている。

 仮に市費負担はそのまま、月25回の乗車で計算した場合、19年度のバス事業者の負担額は172億円に上り、全体の6割を超えている。

 ある市内のバス会社は「正確な実態をはかり、それに見合った助成額を頂けるといい」とこぼす。市の担当者は「現状のままの継続は難しい。仕組みの見直しは必要。まずは正確な実態把握が大切」と話す。

名古屋市では上限設定へ

 65歳以上の市民約32万人に敬老パスが交付されている名古屋市では、16年に磁気券をIC化し、実態把握を実施した。

 同市ではIC化による調査で、市営交通利用者の9割以上が年間730回未満の利用というデータを出した。これをもとに、年間の利用上限回数を730回と定めることで、財源の確保につなげるとしている。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

全国大会で準優勝

みなと総合高校チアダンス部

全国大会で準優勝

4月25日

お金の大切さ 子どもに

横浜幸銀信用組合

お金の大切さ 子どもに

オリジナル冊子を制作

4月25日

大型客船4隻 同時着岸

大型客船4隻 同時着岸

 横浜港 月2回は日本初

4月25日

新たに8件をME-BYO BRANDに認定

【Web限定記事】

新たに8件をME-BYO BRANDに認定

神奈川県がME-BYO BRAND認定証授与式を開催

4月25日

神奈川版が発売

地球の歩き方

神奈川版が発売

全33市町村網羅532ページ

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook