西消防署は、初期消火で火災を最小限に抑えたとして江原勲さんほか2人に対して感謝状を贈呈した。4月16日には、江原さんが社長を務める(株)植勘=西区霞ヶ丘=に西川浩二署長らが訪れ、感謝状を手渡した。
この火災は3月26日の午前9時前に発生したもの。同社近くの空家から出火した。現場を通りかかった地域住民が、江原さん宅に大声で火事を知らせ、それを耳にした江原さんの妻で現役の消防団員でもある眞由美さんが、煙が上っているのを確認。同社社員の菊地大輔さんが水道につないだホースで消火を試みたが、火の勢いはおさまらなかったという。
同社に保管してあった町内のスタンドパイプ式初期消火器具を勲さんと眞由美さんが急いで現場まで運び、消火栓につないで鎮火に成功した。
現場は坂道にあるが、眞由美さんは水圧が弱まらないよう、より高い位置の消火栓を選択するなど、機転を利かせた。西川署長は「消防団員として、日ごろからの研鑽があってこそ」と感謝していた。同席した西消防団の飯村勇一団長は「大変誇らしく思う」と話していた。元消防団員でもある勲さんは「一人では対応きなかった。3人いたからこそ消火できた」と振り返っていた。
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