中区西区周辺の公共掲示板の貼り紙やSNSで野毛地区の情報を発信している「のげやまくん」が、6月2日で10周年を迎えた。当時”謎のゆるキャラ”としてメディアで話題になったが、今ではすっかり街の顔に。イベントをはじめグッズや絵本、LINEスタンプの販売、本紙「タウンニュース」の小学生版で4コマ漫画が連載されるなど、この10年の間に活動の場を広げてきた。
一方、市内の掲示板は撤去や廃止が進み、40カ所ほどに減少。代わりに横浜にぎわい座や市民ギャラリーなどの施設での掲出も目立ち、出没スポットも変化を遂げた。
匿名でのげやまくんを製作・運営してきた西区出身の男性は、手紙やメールなど見ている人からの反応が嬉しいといい「こんなに長く活動できたのは、応援して下さる皆さんのおかげ」と感謝する。ちょっとした遊び心から始めた貼り紙だったが、男性は今も掲示板の期限である10日ごとに新しい内容に貼り替え、その数は約2万枚、360種類に。ファンの支援を受けながら、今後も活動を続けていくという。
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のげやまくんの使命は昔も今も、大好きな野毛の街を元気にすることだ。「人と人との関係やつながりを感じられるような、温かい思い出が作れたら」。コロナ禍でも街のために何かできることを、と模索している。
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