通信制のクラーク記念国際高等学校横浜キャンパスの卓球部が、男子団体戦の夏の全国大会で初優勝を果たした。決勝では岡山県の烏城を3対0で破り完勝。2018、19年は準優勝しており優勝は悲願だった。
8月4日から6日にかけて奈良で開催された全国高等学校定時制通信制体育大会第54回卓球大会。全国から勝ち上がってきた47校が出場した。
2年連続準優勝のクラーク横浜キャンパスは、シードのため2回戦から。宮崎東=宮崎=、3回戦の箕輪進修=長野=、準々決勝の一橋=東京=はいずれも3対0と圧勝。準決勝では天理=奈良=に1勝されるも、3対1で決勝に進んだ。
最後の相手は岡山代表の烏城。18、19年(20年はコロナの影響で大会中止)と全国優勝している神奈川の強豪・向陽台生蘭=綾瀬市=を破って勝ち上がってきた烏城に対し3対0と完封、全国初優勝に輝いた。
神奈川は強豪揃い
向陽台生蘭をはじめ神奈川は実力校揃い。横浜修悠館・横須賀は03年から13年まで県大会11連覇など圧倒的な強さを見せ、全国大会でも優勝、準優勝を収めている。県大会には10校が出場。クラーク横浜の久木野浩康顧問は「県を勝ち抜くのが大変」と話した。
そのような中、14年に全国大会に初出場し3回戦進出。その後、県大会で健闘するものの3年間は全国に進めず、18年に県大会で横浜修悠館・横須賀を破り4年ぶりに全国へ。19年も全国大会で決勝まで勝ち上がるものの、2年連続で向陽台生蘭に敗れていた。
クラーク横浜のメンバーは6人(3年3人、2年1人、1年2人)。3年の3人がレギュラーとして試合に臨んだ。
部長の相良樹彦さん(17)=栄区在住=は「コロナで大会が少なくなり、この大会も無くなってしまうのではないかという不安があった」と話し、「チームメイトといることで助け合いながら勝ち進むことができた」と大会を振り返った。レギュラーとして出場した蛭澤聖太さん(17)=神奈川区在住=は、「激戦の県予選を突破し(全国は)自信を持って戦えた」と勝因を分析していた。
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