中区歯科医師会の新会長に就任した 蕭 敬意(しょう けいい)さん 南区在住 55歳
今こそ口腔ケアを
○...約160医院が加盟する中区歯科医師会の会長に就任。コロナ禍で啓発活動の機会が減る中、危惧するのは通院控えだ。「コロナ禍の今こそ口腔ケアが重要。口の中を清潔に保つことが、全身の健康につながる。院内は感染対策を万全にしているので、安心して治療や定期健診を受けて欲しい」と力を込める。
○...中区元町出身。理数系でモノ作りは得意。高校時代コンピューターを使ったゲーム作りに熱中した。プログラマーを目指したが、両親の願いもあり、歯学部に進学。夢を捨てきれず理工学部への編入学も考える中、恩師との出会いが運命を変えたという。「厳しいと有名な先生だったのですが、早朝に実習の練習をしていたら、私1人のために通勤時間を早めて歯科機器を使えるようにしてくれたんです」。その深い温情には今でも感謝しきり。「医療人として教育者として、恩師に一歩でも近づけたらとの思いでやってきた。これからは自分が後輩たちに伝える番」と前を向く。
○...28歳で関内に「太洋歯科クリニック」を開院。当時はまだ珍しい訪問歯科診療もいち早く始めた。「医療はまず理念が先に立ち、技術がある」が信条だ。院内に卓球部を創設し、自ら監督として全日本大会で活躍する選手を輩出するほかジュニアクラブを支援。自身も市大会ダブルス優勝の実力を持つ。
○...家族は妻と息子3人。休日は馬主として北海道の牧場を巡り、駿馬との出会いを楽しんでいる。「自分が選んだ馬が活躍すると嬉しい。我が子のよう」と目を細める。今期は奉仕団体・横浜中RC(ロータリークラブ)の会長も務め、忙しい毎日だが「コロナが落ち着いたら、恒例の世代間交流卓球大会を実施したい。皆が楽しめることができたらいいね」と笑顔を見せた。
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