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中区・西区版 公開:2021年10月7日 エリアトップへ

コロナ禍でも「生徒と共に」 私立学校協会の理事長に聞く

教育

公開:2021年10月7日

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インタビューに答える工藤理事長
インタビューに答える工藤理事長

 秋は中学、高校の志望校選びが本格化する時期。今年はコロナ禍もあり、各学校の取組みや受験生への配慮なども学校選びの参考になる。そこで本紙では、私立学校の取組みについて、聖光学院中学校高等学校=中区滝之上=の校長で、神奈川県私立中学高等学校協会の工藤誠一理事長に話を聞いた。

 コロナ禍で休校が余儀なくされる中、早い段階からオンライン授業が進んだ県内の私立学校。

 一方で、工藤理事長は「教育の原点はやっぱり対面授業」と語り、その再開にも注力。生徒にとって貴重な経験となる修学旅行や課外授業も含め、各校が情報共有をしながらこれまで対策を進めてきた。

 また、同協会は所属する約4000人の教職員のうち、希望者全員への新型コロナワクチン接種を8月末までに完了。これは全国の私学協会の中でも初めての取組みだった。

学校選びや受験の影響は

 これまで毎年各地で実施されてきた私立学校の合同説明会が中止になるなど、志望校選びにもコロナ禍が影を落とす。しかし、各校がHPなどで学校の特色を伝えたり、個別に説明会等を実施。工藤理事長は「建学の精神やカリキュラムなど、各校で違うのが私立の特徴。ぜひそれぞれの学校の良さを知ってもらえたら」と呼びかける。

 また、心配なのは受験当日の体調。同協会では私立中学校の受験日にコロナ陽性となってしまった受験生に対する協会統一の追試を今年度初めて実施する。高校については各校と個別に相談できるという。

 工藤理事長は受験に臨む受験生に対し「コロナ禍で難しい時間を過ごしていると思う」と前置きし、「出口のないトンネルはありません。私たちは君たちと共に歩みます。一生に一度しかない、君たちの『今』を精一杯応援していきます」と力強くメッセージを送る。

 高校の学費に関し、国の就学支援や県独自の補助金制度など、公立と私立の学費の差も小さくなってきている。志望校選びの選択肢は広がってきている。

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