西消防団と加賀町消防団合同による延焼防止訓練が10月15日、伊勢山皇大神宮で行われた。3月に同神宮が消防庁消防団協力事業所に認定されてから初の大規模訓練。
社務所から出火した想定で、神社の職員が初期消火。その後、上空に水を噴き上げ強力な水幕をつくる最新器具5器を使い、延焼を防ぐ訓練を行った。この器具は市消防局職員により考案されたもので特許取得済み。
最大放水高は30mにおよび、実際の住宅火災においても隣接住宅への延焼防止に大きな効果を発揮したという。
同神宮は区境ということもあり、中区の加賀町消防団にも協力を依頼、10年ぶりの合同訓練となった。西消防団の飯村勇一団長は「100%に近い形でできた」と感想。加賀町消防団の三浦順治団長は「区境の火災もある。お互い応援できる体制を今後も築いていきたい」と話していた。
訓練を企画した西消防署は、西区は木造密集地が多いと指摘。木造である同神宮本殿を木造住宅と見立てることで、今回の訓練が火災時の延焼防止に役立つことを期待していた。
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