「ミナトノアート2021」の代表幹事を務める 田口 竜太郎さん 中区元町在住 44歳
アートで街を盛り上げる
○…「ちょっと目を離したらメールが30件以上たまっていてびっくり」と笑い、イベントの初開催を目前に慌ただしくも充実した日々を送る。気がつけば約80会場が参加する一大イベントになったが「声をかけたい人もやりたいこともまだまだいっぱいある」とアイデアは尽きない。「街を盛り上げようと皆が動いてくれたのが何よりの宝物」と語り、アートを通じて大好きな横浜の街がつながることを喜ぶ。
○…元町で50年続く寿司店の2代目。立野小、関東学院中高を卒業後、建築を学び不動産会社に勤務。還暦を過ぎても現役で働く父の姿を見て自営業に憧れ「地元元町のためになる仕事がしたい」と30歳で寿司職人の道へ。築地で仲買人として働き、実家で修業。展示会で寿司のケータリングを頼まれることが多くなりアーティストの友人が増える中「臭いも煙も出ない寿司ならアートと共存できる」と考えた。
○…「寿司屋とギャラリー。どちらもかしこまらず気軽に楽しめる場になれば。あまねく活躍ができるように」。そんな思いを込めギャラリーと寿司店を融合した「Gallery+Sushi三郎寿司あまね」を元町にオープンしてから3年半。店で寿司を握りながらアート展示の空間デザインや企画運営を自ら行ない、コロナ禍でオンラインギャラリーも開設。生まれ育った元町で、横浜にゆかりのある作家や新進気鋭のアーティストを応援してきた。
○…今年店舗の3階にオープンしたコワーキググスペースでは、アーティストの作業場や教室も開けるレンタルオフィスを併設。「多くのアーティストたちが元町で挑戦し、羽ばたいてくれたら嬉しい」。横浜・元町愛を原動力に、人と人、街をつなげ、新たな価値を創出していく。
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