本牧神社では、七五三を祝う家族で境内が華やぐこの季節に、色とりどりの花で飾られた「花手水」が来訪者の目を和ませている。
感染症対策の一環として、神社や寺院でこれまでのように手水桶の中の水を使用せず、流水で手を清める仕様が広がるなか、水面に花を浮かべる「花手水」が各所で採用されている。
昨年、同神社の當麻洋一宮司は氏子である中区本牧町1丁目の生花店「本牧ガーデン細野植産」に花手水を相談。「子ども達のお祝いのために」と会長の細野仁さん(72)の快諾を得て、昨年の七五三から境内の手水が花で彩られるようになった。
週ごとに花を入れ替えており、それらはすべて無償で行っているという。
季節の花ふんだんに
花の入れ替えは細野会長と娘の長谷川紀美子さん(38)が担当する。毎週、全体のイメージは紀美子さんが決めている。「七五三なので明るく可愛らしくしています」と紀美子さん。
11月5日も親子で花手水の入れ替えを行っていた。フォックスフェイスやフウセントウワタなどの季節ものの花をちりばめていた。細野植産では今年の正月も花手水を手掛けている。
昨年、自身の子どもが七五三を迎えた紀美子さんは「親の立場からも花手水は華やかでうれしい気持ちになります」と話していた。
當麻宮司は「地域の方々に奉仕いただきありがたい」と感謝した。
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