11月30日に開業30周年記念のオンライン式典を開催するパシフィコ横浜の社長 額田 樹子さん 西区みなとみらい在勤 62歳
安全第一に集客はかる
○…開業は1991年7月29日。それから30年の月日が経った。「コロナ禍での節目となり残念」と話しつつも、「人が集うリアルとオンラインのハイブリッド型など、新たな利用方法が生まれた」とポジティブな面を意識する。コロナ対策を徹底し、安全安心を第一に舵取りする。
○…東京都出身。大学卒業後に女性初の土木職として横浜市に入職。防災をはじめとしたまちづくりなどに携わり、昨年の3月まで3年間、泉区長を務めた。同6月からパシフィコ横浜((株)横浜国際平和会議場)の専務として渡辺巧教社長を支えてきたが、健康上の理由から渡辺社長が退任。その後を受け継いだ。
○…昨年はコロナの影響で稼働率は例年の3割ほど。今年は6割程度に回復、来年には国際会議が決定するなど回復の兆しが見てきた。コロナ禍での取り組みを振り返り、五感を生かしたコミュニケーションによるアイデアの創出など「リアルの大切さを改めて認識させられた」。
○…子ども2人はすでに独立し、現在は港南区で夫と2人で暮らす。コロナ前はスポーツジムに通うなどして汗を流してきたが、現在は自宅で運動器具を使って体を動かす程度といい、「なかなか続かない」とはにかんだ。最近は「自宅で楽しむ料理」に精を出す。「自作のローストビーフに赤ワイン、合いますね」と笑った。
○…パシフィコ横浜は、みなとみらいのリーディングプロジェクトとして整備された。これまでも企業や学会、国際会議などで使用される日本を代表するMICE施設だ。昨年4月には約6300平方メートルの無柱ホールを擁するノースも開設。「広く集客できる施設でありつづけられるよう情報を発信していきたい」と意気込みを語った。
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