吉田町の巨大壁画を制作した Kensuke Takahashiさん(本名:高橋憲助さん) 磯子区在住 44歳
挑戦重ね描き続ける
○…「その時描きたいものを自由に描くことを大切にしています」。吉田町の巨大壁画は、メカニックな恐竜に乗った老人と鳥に乗った若い女性をモチーフに、人と人、人とアートなど世代を超えた「出会い」をテーマに制作した。漫画家・鳥山明さんの「表紙を見てストーリーが浮かぶ世界観」が大好きだといい「壁画を見た人たちに、自由に物語を想像してもらえたら」と話す。
○…栄区出身。幼少から絵を描くのが好きだったが、「画業を生業にするのは難しい」と絵の道には進まなかった。転機は27歳の時。「このまま挑戦しないと人生後悔する」と絵を仕事にする決心をした。8年程前にアーティストの聖地となっている鶴屋町のダイニングバー「横浜グラスルーツ」での個展をきっかけに、壁画制作やライブペイントを行うように。飲食店、ビル、マカオのホテルなど様々な場に壁画を描きながら腕を磨いた。近年は新横浜駅前にラグビーW杯をテーマにした壁画が展示されたほか、川崎市役所やJR横浜駅構内の壁画、企業や行政へのアートワーク提供、ライブペインティングイベントと活動の幅を広げている。
○…妻との2人暮らし。休日は愛犬との散歩が楽しみで、根岸森林公園や山下公園、臨港パークをはじめ、市内各所を巡り「横浜中の公園という公園はほとんど制覇したんじゃないかな」とにっこり。高校時代はスケートボードにのめり込んでいたアウトドア派でもある。
○…海外には大きな建物が多く、壁画文化も進んでいる。「コロナが落ち着いたら、海外へ壁画を描きに行きたい」と意気込む。「日本人らしさと海外のアートを融合した壁画を描けたら。誰も見たことが無いものを描きたい」
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