神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2023年11月9日 エリアトップへ

第27回全国染織作品展で県内から唯一の入賞者となった 野中 郁子さん 中区矢口台在住 49歳

公開:2023年11月9日

  • X
  • LINE
  • hatena

色の世界に引き込まれ

 ○…日本染織作品展に入賞した綿織物『錦秋』はタマネギやクチナシなどの天然の染料を用いてグラデーションを表現した作品。「日本の美しい里山の秋に思いを馳せました」と微笑む。昨年は長野県の駒ヶ根シルクミュージアムが主催する第15回現代手織物クラフト公募展でグランプリの長野県知事賞を受賞した。

 ○…小学5年生の時に見た職業紹介の記事で、1人1人に合う色を診断する「パーソナルカラーアナリスト」にあこがれた。「昔から色彩を考えるのが好きなんです」と話す。染織を始めたきっかけは、人間国宝で染織家の志村ふくみさんの随筆を読んだこと。「恋に落ちたような感覚で」と一層色の世界に引き込まれた。6年前、志村さんの個展に足を運び「ちょっとでも良いと思った人がいれば染織を続けてほしい」というビデオメッセージを見て、染織の道を歩むことを決心した。

 ○…埼玉県出身。2012年の結婚を機に横浜へ。昔ながらの日本文化が好きで、普段から着物や浴衣を着用している。「帯でお腹が暖まるし、健康にも良いんですよ」とはにかむ。長男を出産する際は自身の希望で自宅出産に挑戦するが、「助産師を呼ぶ前に生まれちゃって」と苦笑い。息子は現在小学4年生。「まだまだかわいいですね」と笑顔を見せる。

 ○…横浜の染織教室に2年間通い、現在は自宅のリビングで作品作りを行う。以前は不動産や化粧品のPR、フリーランスでパーソナルカラー診断などをしていた経験も。「これからは染織で生計を立てていきたい」と話す。黙々と反物と向き合う孤独な作業が続く染織。「思いを込めて染め上げた作品が、誰かの喜びになれたら」と目を輝かせた。

医療法人社団 船洲会 船洲会歯科診療所

1962年に開業して以来、60年以上地域の歯科診療を担ってきた総合歯科診療所

https://rarea.events/event/196140

<PR>

中区・西区版の人物風土記最新6

瑛人さん

音楽イベントYOKOHAMA MUSIC HARBORの公式アンバサダーを務める

瑛人さん

横浜市在住 26歳

11月30日

松田 洋紀さん

(公社)日本技術士会神奈川県支部の支部長を務める

松田 洋紀さん

横浜市在住 78歳

11月23日

阪田 知樹さん

ピアニストとして11月3日に第72回 神奈川文化賞未来賞を受賞した

阪田 知樹さん

横浜市在住 29歳

11月16日

野中 郁子さん

第27回全国染織作品展で県内から唯一の入賞者となった

野中 郁子さん

中区矢口台在住 49歳

11月9日

吉田 博(ひろみ)さん

みなとみらい本町小学校に『雨ニモマケズ』の書作品を寄贈した

吉田 博(ひろみ)さん

西区みなとみらい在住 74歳

11月2日

渡辺 和子さん

中区のことぶき協働スペースなど県内で「聞き書き」のボランティアをする

渡辺 和子さん

東京都在住 77歳

10月26日

あっとほーむデスク

  • 9月21日0:00更新

  • 9月7日0:00更新

  • 8月31日0:00更新

中区・西区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2023年11月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook