安政元年(1854)にペリーが横浜に来航し、日米和親条約を締結してから今年で170年。その締結の地に建つ横浜開港資料館で7月13日(土)から28日(日)まで、同館所蔵の『ペリー提督・将兵の横浜上陸図』(石販画)が特別公開される。実物の公開は、2016年の修復後初めてとなる。
この原画は、ペリー船隊の随行画家・ヴィルヘルム・ハイネが横浜港にペリー一行が上陸した様子を描いたもので、歴史の教科書にも掲載される貴重な資料だ。同館の中庭にある「たまくすの木」と伝わる木も描かれている。公開後、8月3日〜18日は都筑区の横浜市歴史博物館に出陳。
また「横浜とペリー提督とのつながり」をテーマに、ペリーからの贈り物である時計など、同館が1981年の開館以来収集・所蔵してきたペリー提督関連の資料も9月1日(日)まで展示され、現在に至るまで横浜とペリー提督の子孫との間で交流が続いていることを紹介する。調査研究員による展示解説は7月20日、27日、8月10日、17日、24日の土曜日の午後1時30分から約30分。
同館の西川武臣館長は「ペリー来航が歴史の転換点であり横浜の出発点になったことを知ってもらう機会になれば」と話している。入館料は400円、小中学生と市内在住65歳以上は200円。
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