横浜市は、「横浜市歴史的風致維持向上計画」の素案を作成し、8月30日(金)まで市民の意見を募集している。
「歴史的風致」とは、歴史上価値の高い建造物やその周辺の市街地と、地域の固有の歴史や伝統を反映した人々の活動が一体となった良好な市街地環境を指す。
素案は「旧きと新しきが混ざりあう、横浜らしさを体感できるまち」を基本理念とする。市民や来街者が「横浜の歴史に触れ、知り、親しむ場づくり」と「歴史的建造物の継承と活用の促進」を方針とすることなどが示された。
担い手不足解消へ
横浜には歴史的建造物やそれらともにある人々の営みや祭事が数多く残されている。一方、所有者負担の増加や担い手への支援の不足などさまざまな課題も。計画が策定されると、建造物に対する外観改修の国庫補助の導入や、建物・敷地の相続税の減税などの支援を受けることができる。
「市民の皆様の歴史や文化継承への思いを反映していきたい」と担当者。素案はホームページ、市庁舎3階の市民情報センターや各区図書館などで閲覧できる。
意見は、横浜市電子申請・届け出システム入力フォーム、Eメール、FAX、郵送のいずれかで提出。(問)市都市整備局都市デザイン室【電話】045・671・2023
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