飲食店を中心とした「夜の避難訓練」で実行委員長を務めた 水口 憲治さん 中区山下町在勤 50歳
「防災の意識高めたい」
○…「どうしても防災は飲食店では後回しにされがち。だからこそ災害時に対応できるよう練習できればと思った」。その問題意識から馬車道で夜の避難訓練を企画した。訓練は実際に店の照明をすべて落としたところから避難をスタートさせるなど本番さながら。反省会では避難経路がふさがれていたらどうするかなど様々な意見が出された。今後の展望を聞くと、春頃にもう一度行えるように現在検討をしているという。「今度は店の営業日にお客様を巻き込んで実施できるよう考えている。いつかイベント化して全国に広めたい」と大きな目標を語る。
○…ピザ、もつ鍋などの飲食店を展開する「SURF CAPP Inc.」で社長を務める。今に至るまでに多くの挫折や失敗があったという。特に宣伝していたものと全く違うおせち料理を送ってしまった事件は世間を騒がした。「おせちを作る人数が足りず、あのような状況にしてしまった。楽しみにしていた方には申し訳なかった」と話す。
○…高校時代オープニングスタッフとして入ったカフェで出会った飲食店のデザイナーのたたずまいや話し方に憧れ、デザイナーをめざして専門学校に入学。卒業後飲食店のデザイン事務所に就職するも、3年で退職。「自分でもやりたくなっちゃって」と、フランチャイズとして焼き鳥店を出店した。2年後には自分で店を出し、現在、12店舗を経営している。
○…現在中区に妻と6歳と2歳の息子二人と一緒に暮らしている。休日は家族で鉄道の博物館や水族館、公園に出かけるほか、鵠沼海岸でのサーフィン、友達や仕事仲間とお酒を飲むことも楽しみだという。「もともと酒場の雰囲気が大好き。この仕事を続けている理由でもある」と楽しそうに話した。
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