神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2017年11月16日 エリアトップへ

横浜中華街山下町公園前 ごみ集積所の廃止を試行 不法投棄防ぎ街美化へ

社会

公開:2017年11月16日

  • LINE
  • hatena
実験開始2週間は市職員が常駐
実験開始2週間は市職員が常駐

 横浜中華街・山下町公園前のごみ集積所を廃止する社会実験が11月6日から始まった。ごみの排出ルールが守られず不法投棄も目立つ同集積所の問題を解決し街の美化につなげようと、カメラによる監視や市職員によるパトロールなどを実施。実験期間は来年3月31日まで。その効果を踏まえ、市は町内会と連携し来年度以降の同集積所の廃止を判断する。

 山下町町内会には約110カ所の一般家庭ごみ集積所があり、そのうち9カ所で排出ルールが守られていない状況がある。今回の社会実験では、街の美化という観点から来街者でにぎわう関帝廟通りに面した山下町公園前の集積所が対象に。

 実施主体は地元の山下町町内会と横浜市。監視カメラは、廃棄物収集運搬業の武松商事(株)=中区山下町=と横浜環境保全(株)=同=が経費を負担し設置した。

 同集積所は、これまでも粗大ごみや無造作に捨てられた生ごみにハトやカラスが群がり悪臭が漂う状況で、改善を求める声が住民らから上がっていた。

 2012年には、町内会と地元商業者らによる中華街発展会が「中華街をきれいな町にする会」を設立。行政や警察と協力し毎月1回清掃をするなど、美化活動に努めてきた。

 しかし集積所の状況に大きな改善は見られず、市は2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え今回の社会実験を実施することになった。

住民理解は多難

 一時的とはいえ、集積所廃止は容易ではなかった。8月に行った説明会で代替集積所の近隣住民や飲食店から反対が噴出。その後、町内会や市の担当者が個別に訪問するなど理解を得るまで時間を要し、9月の実施予定から2カ月遅れた。

 廃止した集積所には花壇を設置し、カメラで状況を監視。不法投棄が続く場合は警察と連携して対応する。

 今後、市では住民向けのアンケートや意見交換会、町内会をはじめとした関係団体の意見を踏まえ実験の効果を検証し、来年度以降の同ごみ集積所廃止を判断するとしている。

ごみが山積みとなった山下町公園前集積場=10月(町内会提供)
ごみが山積みとなった山下町公園前集積場=10月(町内会提供)

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

連携で火災被害最小限に

南区の小中学生

連携で火災被害最小限に

冷静対応、消防署が感謝状

4月4日

「今昔かるた」が完成

西区

「今昔かるた」が完成

歴史や魅力の発信へ

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook