日本と中国の食文化を楽しむ「多文化交流会」が12月2日、新山下地域ケアプラザで行われた。中区の新山下や元町、山下町などに住む中国人15人、タイ人1人の計16人が参加した。
この取り組みは中区第2地区の住民が多文化共生を進めようと発案。それを受け区役所がサポートするかたちで実施された。3月に開かれた1回目のアンケートで食に関心が高いことから、食文化をテーマにした。
交流会では日本人と混合で5グループに分け自己紹介。その後、日本の味として味噌汁、また中国の家庭料理であるトマトと卵炒めをそれぞれその場で調理、振る舞われた。
地域の食生活改善推進員(ヘルスメイト)が昆布と鰹節を使ってだし取り。参加した外国人は、その手順に興味津々でスマートフォンで記録する姿が多数みられた。だし汁を味わった陳暁燕さん(41)は「これだけで、うどんも美味しいと思う」と話していた。トマトと卵炒めは市内の中華料理店で働く王慶勝さん(39)が担当。用意した中華鍋で手早く参加人数分の料理を仕上げていた。
地域住民として家族4人で参加した元木雅達さん(33)は「地域に暮らす中国の方と交流ができるこのような機会に感謝したい」と話していた。
中区の外国人人口は10月末現在1万6472人と全18区で一番多く、今回の交流会の対象となった第2地区は、中区内でも外国人が多い地域。
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