磯子区出身のアーティスト「ゆず」による「冬至の日ライブ」が12月22日、イセザキ・モール内「カトレヤプラザ伊勢佐木」の屋上広場で行われた。
冬至の日にゆず湯に入ることにちなみデビュー当時から毎年開催されていた無料ライブだが、デビュー20周年の今回がラストになると事前に発表されていた。同地は2人がデビュー前に路上ライブを行っていた横浜松坂屋があった場所で、いわば「原点」。開催地は直前まで完全にシークレットだったが、ヤマをはって集まった大勢のファンを見て北川悠仁さんは「『伊勢佐木町でやるんだろう』と思ってくれたんだろうね」と笑顔に。「僕らの全ての始まりの出会いはここからですから」と、伊勢佐木町ではじめて作ったというデビューミニアルバム『ゆずの素』の収録曲順に演奏された。
ライブは路上時代と同じ午後10時からスタート。観客を入れずにAbemaTVで生中継されたが、ゆずの歌声は下で見守るファンの耳にも届いており、2人も「ゆうじ〜ん」「こうちゃ〜ん」と、時折下から聞こえる声援に応えながら『夏色』などを熱唱した。北川さんは20年間の感謝の想いを語りながら「『冬至の日ライブ』は終わっちゃうんですけど、俺たちは命ある限り歌い続けるので、これからもどうか俺たちの歌を楽しみに待っていて下さい」と挨拶。岩沢厚治さんも「ありがとう伊勢佐木町!!」と叫び、20年間続けた冬至の日ライブの歴史に幕を閉じた。
その後撮影で使った大量のゆずの実は「ファンの子たちにあげて」というゆずの計らいで、集まったファンに配布された。同館前で定期的に路上ライブを行っている「サンデーサティーズ」のメンバー、山口宏一さんもファンの1人として訪れており、「駆けつけて良かった。歌わせてもらっているカトレヤさんでのライブがまた自分にとっても特別なものになりました」と、もらったゆずの実を片手に興奮冷めやらぬ様子で語っていた。
「新たな聖地」地元から大きなエール
冬至の日ライブが行われた週末以降は、冬休みということもあって同地に訪れるファンが後を絶たなかったという。地元商店街では、冬至の日ライブ最後の場所になったことに対して、「新たな聖地が誕生したと思う」とコメント。「節目の時にイセザキ・モールのことを気にかけてくれるのが嬉しい。これからもゆずのお2人にいつでも来てもらうことができるよう、街としても体制を整えて応援していきたい」と語っていた。
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