伊勢佐木町の映画館「横浜ニューテアトル」が6月1日に閉館し、46年の歴史に幕を閉じる。
前身の横浜テアトルを引き継ぐ形で1972年7月に開館した同館。座席は118席で、近隣のミニシアターも含めて観賞する人など劇場自体のファンも多かった。
かつては『スタンド・バイ・ミー』や『バットマン』などロードショー作品を上映していたが、近年はロングラン作品や単館系作品を取り上げていた。地元横浜を題材にした作品も多く、2006年の『ヨコハマメリー』公開時には劇場外まで行列ができたという。
同館によれば、閉館はスタッフの健康問題や売り上げの減少などが主な理由。映画館の継承などの話しは現時点では出ていないという。
同館の長谷川喜行社長(56)は「皆さんに支えられてここまで来られたことに感謝します。閉館発表後初めて来る方も多く、まだ来たことない方も足を運んでいただけると幸いです」と話す。
同館では2つのお別れイベントを実施。このうち5月27日には『この世界の片隅に』『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督の舞台挨拶が行われる。片渕監督は以前から同館と関わりが深く、お別れイベントとして同館が依頼した。舞台挨拶付き上映の販売は5月19日午前9時から同館窓口で。詳細は同館【電話】045・261・2995。
|
<PR>
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|