5月に日本人初のYC&ACの理事長に就任した 細貝 貞夫さん 磯子区在住 60歳
長年のかかわりを活かして
○…今年で創立150周年を迎える会員制のスポーツクラブ、横浜カントリー&アスレティッククラブ(YC&AC)。日本で初めてサッカーの試合が行われた場所であり、世界で最も古い10のラグビーチームのうちの一つを持っている。歴史あるクラブの理事長として「どうしたらメンバーが過ごしやすくなるか考えていきたい」と抱負を語った。
○…普段理事長として、クラブの運営方針や会員に対してどうサービスを向上させていくかを考えている。また、同クラブは公益社団法人であるため、J3・YSCCにグラウンドを貸すなど地域へのスペース提供や国際交流活動にも積極的。どのように地域貢献をしていくかを考えるのも理事長の仕事だという。
○…中区本牧出身。大鳥小学校5年生の時にサッカーを始める。高校生の時、オランダの選手、ヨハン・クライフのプレーを見て「サッカーは知的なスポーツだ」と衝撃を受けた。立教大学に進学後、YC&ACのジュニアチームでコーチになった。大学卒業とともにコーチを辞めようとしたが、クラブ会員になることを勧められ1980年に当時としては珍しい日本人の会員となった。約10年後にはクラブのチームキャプテンを務め、神戸のクラブのチームとの試合で9対1で勝利。「史上2番目に高い点差をつけたんですよ」と誇らしげに語った。
○…大学卒業後、外資系の企業を渡り歩いてきた。現在、5社目の「ゼネラルモーターズ・ジャパン」に勤めている。14日に開幕したワールドカップはサッカー好きの血が騒ぐ。レベルの高いサッカーを魅せるスペイン、ドイツ、フランスなどに注目する。「ワールドカップはまだ注目されていない選手が急に活躍したりするからおもしろい」と魅力を熱く語った。
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