中区新港2丁目の横浜国際センター(JICA横浜)は、館内室温標準28℃に設定するクールビズの一環として6月から職員のアロハ・シャツによる勤務を実施している。期間は9月末まで。昨年度からの取り組み。
アロハ・シャツは、ハワイに渡った日本人移住者が持参した浴衣の生地を開襟シャツに仕立てたのが起源と言われている。そして今年は日本人のハワイ移住150周年。JICA横浜には、日本政府が進めてきたハワイをはじめブラジルなどへの海外移住施策を解説した資料館があり、その歴史に光を当てる意味も含めてアロハ・シャツの着用を奨励している。
JICA横浜の所長で同資料館の館長を務める朝熊由美子さんは「アロハは涼しい。職員に統一感があるのがとてもいいですね」と話した。また、総務課の木田克人さんは「アロハ・シャツの色合いも様々で、『似合っている、違和感ない』など職員同士での新たなコミュニケーションが生まれています」と話していた。来年度以降も、アロハ・シャツによるクールビズを継続する予定だ。
同資料館では、今年秋口にはハワイ移住150周年を記念した企画展開催に向け、準備を進めている。
今年は日本人のブラジル移住110周年でもあり、同資料館ではその節目を記念して在日ブラジル人の歴史と日常に迫る企画展を9月2日まで開催している。
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