着衣泳を体験する子どもたち
災害時などに着衣のまま水の中に落ちたことを想定した「着衣泳体験」が６月17日、中区常盤町の横浜中央ＹＭＣＡで行われた。
当日は小学生３・４・５年生を中心に12人が参加。着衣のまま一人で浮く練習やペットボトルを使って浮く方法などを学んだ。参加者のうち約半分が泳げない子どもで、万が一の際には「大人を呼ぶ。おぼれている人を見つけたら浮くものを投げ入れる」などの対処法が紹介された。
講師を務めた横浜ＹＭＣＡの水泳プログラムを統括する高田沙実さんは「川の近くで遊んでいて、万が一の時に焦らないように知識を身につけて欲しい」と話していた。
中学生以下の子どもが巻き込まれた水難事故のうち、水遊びでの事故が全体の約半数以上を占めており、特に幼児の着衣状態での死亡率は９割におよぶという。そこで水に対する知識と、いざという時の正しい対処法を伝えようと、県内８つのＹＭＣＡでは毎年「着衣泳体験」を実施している。
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