横浜イングリッシュガーデン=西区西平沼町6の1=が6月28日から7月4日にデンマークのコペンハーゲンで開催された第18回世界バラ会連合会議で優秀庭園賞を受賞した。この受賞は県内で初めて。
同園は庭園としては比較的小規模な6600平方メートルほどだが、1800品種以上のバラをはじめとした、季節ごとに異なる数多くの花木や宿根草を楽しむことができるのが魅力。これらの花の手入れはガーデンスタッフや約70人の「ガーデンサポーター」と呼ばれるボランティアスタッフも携わっている。また、植物を使ったワークショップや季節に合わせたイベントなども実施している。
今回受賞した「優秀庭園賞」は数あるローズガーデンの中から歴史、教育、景観の各視点により特に優れた庭園に贈られるもの。98年より表彰が始まり、現在までで世界各地の64カ所の庭園が受賞。日本では03年に岐阜県の「花フェスタ記念公園」が初めて受賞し、今回で8園目となる。
世界バラ会連合のケルビン・トリンパー会長らが昨年11月に同園を視察。その際に、花木育成の管理水準の高さや、自国品種の保護の観点から日本のバラを500種類以上扱っていること、また季節のテーマにあったプログラムや子ども向けの教育プログラムを運営している点等も評価されたという。
バラの育種家で、同園のスーパーバイザーを務める河合伸志さんは「世界の方に認めていただけて嬉しい。これからも賞を受けるのにふさわしい管理を継続していきたい」と受賞の喜びを語った。園内では10月中旬ごろから、秋バラも楽しめる。
優秀庭園賞を選定した世界バラ会連合は1968年にロンドンで発足し、現在世界40カ国が参加するバラ愛好家たちの世界的組織。日本は71年から参加し、窓口は日本ばら会が担っている。
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