神奈川県無形民俗文化財に指定されており、本牧神社の神事である「お馬流し」が8月3日夕刻から5日まで行われた。
最終日の5日には朝からお馬様が氏子各町内を巡幸。本牧漁港に到着後、お馬様を船に乗せる儀式である「頭上奉戴」が行われた。猛暑の中で総代は紋付の羽織と袴、白足袋、白鼻緒の草履という正装で頭上から頭上へとお馬様を2隻の木造の祭礼船まで約30分かけて奉戴車から渡し継いだ。
風が強く少し波が荒れている中、祭礼船は東京湾の沖合まで漕ぎ出され、お馬様は1体ずつ海上に流されていった。
拝観船でお馬流しの様子を見ていた本牧在住の男性は「何百年と続く伝統行事にこれだけ多くの人が参加しているのは本当に珍しいこと。地元の人にはぜひ拝観船でお馬流しを見てほしい」と話していた。
お馬流しはカヤで作られた、首から上は馬で胴体は亀の形をしている6体の「お馬様」に本牧住民のけがれを託し、祭礼船に乗せて本牧漁港から数Km先の東京湾沖合に流す厄除け神事。1566年から続いており、今年で453回目を迎えた。
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