KDDI(株)=東京都千代田区=は、横浜で小児向けのホスピス開設をめざす団体に同社独自の社会貢献プロジェクトの一環として21万円を寄付した。8月27日には中区で目録贈呈式が行われ、寄付先となったNPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」の田川尚登代表理事が出席した。
今回の寄付は、KDDIの社員が取り組む社会貢献活動「+α(プラスアルファ)プロジェクト」の一環。同社社員が清掃活動など身近にできる活動を行い、その内容に応じたポイントを同社が社員に付与する。最終的に年間ポイントを集計して、1ポイント100円に換算し社員が賛同する団体などに寄付する仕組み。2017年度は全国50団体に約980万円を寄付している。
昨年度、同社社員が横浜こどもホスピスプロジェクトを支援しており、今回その累計ポイント分である21万円が渡された。
同ホスピスプロジェクトの田川代表理事は「寄付をいただきありがたい。我々の活動が注目されることをうれしく思います」と話していた。
病気や障害により外出さえままならない子どもたちに緩和ケアを行う「こどもホスピス」は、現在、国内で大阪市にあるTSURUMIホスピスの1カ所のみ。
田川さんは脳腫瘍により娘を6歳で亡くした自身の経験を通して、横浜においても2020年4月に子どものホスピス開設をめざして活動を行っている。
3億円という開設資金目標は、このプロジェクトに賛同する個人や企業、団体などから寄付が寄せられ、現在約2億9千万円になっているという。
難病の子どもは全国に約20万人いるといわれてている。
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