西中学校そばにある伊勢町もくせい公園の拡張整備が完了し、11月30日に供用開始された。拡張部分は県職員住宅跡地の一画を利用したもので、「横浜みどりアップ計画」に基づき四季を通して楽しめる樹木や草花が植栽されている。
西区の木、モクセイの名を冠したこの公園。広さ996平方メートルの従来区画から、道路を挟んだ土地約4千平方メートルが今回拡張された。
今回の拡張事業は、横浜市が2014年度から4か年で進めてきた横浜みどりアップ計画の一環。緑の少ない西区や中区などの市内中心部において、市民が実感できるシンボルのような緑地を創出することがねらい。
園内の中心は広々とした草地広場。周囲には園名でもあるモクセイのほか、サクラ、コブシ、サルスベリ、アジサイ、イロハモミジなど四季折々で楽しめる樹木や草花が植栽されている。
このほかグランモール公園再整備で使った御影石を再活用した園路、子どもの遊び場としてブランコや複合遊具も置かれている。急勾配の坂の上部という立地もあり、ランドマークタワーなどみなとみらいの風景を臨むことができる。
拡張部分のそばには住友不動産が販売中のマンションが建設されており、同物件と拡張部分を挟む形で別の公園も整備中。将来的に拡張部分との一体化も検討されている。
11月30日の午後には供用開始され、さっそく親子連れや子ども同士で公園を利用する姿が見られた。「利用者第1号」となった4歳の子どもと訪れた母親は「工事が長引いていたので完成を待っていました」と話した。
12月3日には改めて開園式が行われ、寺岡洋志西区長や自治会関係者らが出席。コブシとカツラの記念植樹や、ばらの幼稚園の園児による「遊び初め」が行われ、楽しげな遊び声が公園に響いた。
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