西区の市立岡野中学校・女子硬式テニス部が、初の全国大会出場を決めた。11月17・18日に東京都小金井市で行われた関東大会の団体戦でベスト8に入り、全国に出場できる7校に選ばれた。来年3月に香川県で開かれる全国大会には、登録選手だけでなく、部員全27人(1・2年生)が同行、チーム一丸となって初戦突破をめざす。
岡野中の女子硬式テニス部は、公私立計51校が出場した夏の県大会で3位入賞を果たし関東大会へ。各県大会を勝ち抜いてきた24校が全国への切符をかけて競い合った関東大会ではライバル視する金沢中とベスト4をかけ対戦。シングルス3試合とダブルス2試合の結果、2勝3敗で惜敗しベスト8に。
全国に出場できるのは7校。上位4校は確定となるが、あと3校はこれまでの実績などが考慮され決まる。そのため大会翌日の11月19日には部員が教室に集まり結果発表を待った。
大会ホームページに岡野中の名前を見つけると、教室は歓喜の渦。ハイタッチや抱き合ったりして喜びを分かち合った。
2年前、夢の関東大会
岡野中のテニス部は女子硬式のみ。1年生13人、2年生14人、3年生7人の計34人(3年生は引退)。夏の大会は2年生を中心としたチームで出場した。県、関東ともにシングルス3試合とダブルス2試合の勝敗を競う。全国大会はシングルス1試合とダブルス2試合。
これまで岡野中は、県ベスト8がやっと。関東大会出場は夢のようだったという。
そんななか、田中耕太郎教諭(45)が顧問となり熱血指導がスタート。2016年に初めて関東大会に出場し翌年も連続出場。ついに全国大会の出場を決めた。
「練習量は負けない」
岡野中のコートは校庭脇の1面のみ。また他校ではテニス経験者の入部が多いなか、岡野中ではほとんどが初心者という。田中顧問は「ボールを拾って、つないで、チャンスを逃さず決めるのが岡中スタイル」と説明。「練習量は負けない」と語り、「執念」を合言葉に練習に励む。全国大会では1回戦突破を掲げた。
キャプテンの松元里紗さんは「田中先生のおかげで一生懸命になれる」と感謝する。サブキャプテンの富井ひのきさんは、部活について「オン・オフがしっかりしていてまとまりがいい」と話し、同サブキャプテンの石井悦美さんは「もっと強くなってチームを引っ張れるようになりたい」と意気込みを語っていた。
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