西区内で最も古い小学校である戸部小学校(柳澤潤校長)は、今年5月に創立140周年を迎える。同校では5月10日に開かれる記念式典を軸に、1年かけて記念事業や行事を重ねていく。
記念事業の実行委員長には10年前の130周年の時同様、西区連合町内会・自治会連絡協議会会長の金子勝雄さんが就任。町内会長やPTA関係者、地域住民らが参加し、昨年から準備を進めている。
同校でも全校遠足、スポーツフェスティバルなどの年間「4大行事」で、記念の年にふさわしい取り組みを行う予定。
3月には卒業してしまう6年生も、フォトブックやスライドショーなどで、学校の沿革や戸部のまちの今を残す活動を授業の一環で今年度行っている。
幻の井戸”復活”も
また、横浜西ロータリークラブの協力のもと、学校内に井戸を掘るプロジェクトも進行中。
もともと同校の校庭の隅には「覚念水の趾」と書かれた石碑が存在する。正確な資料が発見されていないため真偽のほどは定かでないが、明治43年から昭和8年まで8代目校長を務めた伊東覚念氏が関東大震災の際に、地域の住民を助けた井戸とされている。
現在井戸は枯れており存在しないが、地域の防災拠点でもあることから節目の年に”復活”に向けて動いている。
柳澤校長は「1つ1つの行事を子ども中心にしっかりとやっていきたい」と話した。
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