横浜JAZZ協会の一般社団法人化を記念したコンサートが2月15日(金)に関内ホールで開かれる。設立に奔走し一昨年亡くなった鶴岡博初代会長の遺志を継ぎ、協会では今後、「ジャズの街ヨコハマ」を盛り上げていけるような様々なイベントを仕掛けていくという。
記念コンサートの副題は「ビッグバンドと3人のジャズ・クィーン」。ジャズの歴史の中で最も一般大衆に親しまれた「ビッグバンド」をテーマにした。
日本を代表するビッグバンドドラマーの稲垣貴庸&TN Swing Jazz Orchestraをはじめ、日本ジャズボーカル賞大賞歴代受賞者のキャロル山崎さん、平賀マリカさん、豊田チカさんの3人が共演する。
第一部はグレン・ミラー、ベニー・グッドマンなどの有名曲を同バンドが演奏。第二部は女性シンガー3人が加わり、著名スタンダードソングをたっぷりと届ける。
80歳以上は無料
またジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」誕生80年を記念し、今年満80歳以上の人を無料招待する。保険証など年齢を証明できるものが必要。
午後6時30分開演。チケットは全席自由で前売り一般3500円。購入はカンフェティフリーダイヤル【フリーダイヤル】0120・240・540ほか関内ホールチケットセンターなど各所で。
鶴岡さんの遺志継ぎ
横浜JAZZ協会は1991年に設立。関内のジャズレストラン「バー・バー・バー」を経営し、のちに(株)横浜スタジアムの社長も務めた鶴岡博さんらが中心となり立ち上げた。市内の経営者らジャズ愛好家による団体で、93年からは街全体をステージにしたジャズの祭典「横濱ジャズプロムナード」の運営に深く携わっている。
これまでの活動は理事長だった鶴岡さんの功績が大きかったが、2017年に鶴岡さんが死去。横浜のジャズ文化を守っていくためにはより組織化した対応が必要と判断し、一般社団法人として再出発することになった。
後を継いで理事長となった中川明さん(71)=市内在住=は設立当初から鶴岡さんと行動を共にしてきた。「ジャズは横浜の文化的財産。今後は専任スタッフを置くなどし、組織の推進力をつけたい」と見通しを語る。
今後はアマチュアのビッグバンドを対象としたイベントや、ジャズクラブとタイアップしたトーク&ライブなどを予定。「法人化に合わせて市民がジャズに触れる機会を増やしていきたい」と抱負を述べた。
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