サッカーJ3の今シーズンが開幕し、YSCCは3月10日にホーム・ニッパツ三ツ沢球技場でガイナーレ鳥取と対戦。3対4で惜しくも初戦を落としたが、5選手がJリーグ初出場。いずれも昨年ゴールがなかった選手が得点し、新生YSCCの出発を印象づけた。
今季初ゴールは宮尾キャプテン
YSCCは昨季から主力選手8人が退団。Jリーグ最年少指揮官・34歳のシュタルフ悠紀リヒャルト監督=人物風土記で紹介=が新たに就任した。
試合は両者が点を取り合う展開に。4分にロングパスで背後を突かれ鳥取に先制を許すが、13分に左サイドでフリーキック(FK)を獲得。今季主将を務める宮尾孝一選手のキックが直接決まり、同点に追いつく。
プロ初ゴールも2年前の鳥取戦でのFKだった宮尾選手。昨年は試合出場がなかった主将の「決められる感覚があった」という鮮やかな同点弾に、シュタルフ監督もコーチングエリアを飛び出して喜びをあらわにした。
直後にまたも裏を取られ、昨季までYSCCに在籍していた三沢直人選手にゴールを決められるが、19分に吉田明生選手がゴール前に放った浮き球パスに、この日がデビュー戦となった浅川隼人選手が合わせ同点。「相手の3バックの弱点を突けた」と振り返った。
その後は前半終了間際にPKを取られ鳥取に勝ち越しを許すと、後半にも失点し2点差に。審判の判定をめぐり、シュタルフ監督が激しく抗議する場面も見られた。
追いつきたい指揮官は41歳・安彦考真選手らを投入し攻撃に厚みを持たせる。すると終了間際に獲得したFKを、途中出場の芦野翔斗選手が直接決めるも、そのまま試合終了。3対4で敗れた。
初采配を終えてシュタルフ監督は「J2昇格を目指す相手に3点取れたのは自信になる。より戦えるチームに仕上げていきたい」と話した。
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