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南区版 公開:2012年8月16日 エリアトップへ

日本代表選手として女子野球ワールドカップに参加している 吉井 萌美さん 堀ノ内町出身 19歳

公開:2012年8月16日

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女子野球の未来拓く左腕

 ○…女子野球日本代表「マドンナジャパン」の20人の中に初めて選ばれた。中学2年の時にも代表選考会に参加したが、メンバーには入れなかった。「もっと頑張ろうと思った。あれから成長できた」と振り返る。カナダで行われている今回のW杯、日本は3連覇の期待がかかる。6人いる投手の中で唯一の左腕。貴重なサウスポーがマドンナジャパンのカギを握る。

 ○…父・真さんが監督を務める少年チーム「唐沢チャレンジャーズ」で小学1年から野球を始めた。「気が付いたらやっていた。楽しかった」。もっと上達したいという一心で蒔田中学校時代は、プロ選手を多数輩出する「中本牧シニア」に入った。もちろん、練習は男子選手と一緒。「練習はとても辛かった」。中学生になると男女の体力差が大きくなり、練習はハードだったが、この経験が高校で生きる。女子野球の強豪、埼玉栄高校ではエースとして活躍。昨年は夏に全国高校選手権を制し、秋にはプロチームも参加したジャパンカップで優勝。MVPにも輝いた。「最高の仲間と全国制覇できたことが嬉しかった」と白い歯を見せる。

 ○…今春からは平成国際大学に進学。投手としてマウンドでは「常に、負けない気持ちで投げている」。身長159cmと決して大きくはないが、ダイナミックなフォームから投げる変化球を武器にしている。

 ○…グラウンドを離れれば普通の大学生。時間があれば音楽を聴き、カナダ出発前には花火を見るなどしてリラックス。今は埼玉の大学の近くに住むが、小学生時代、区大会で春秋連覇を果たした清水ヶ丘公園のことはよく思い出すという。プロチームもできた女子野球。「女子でも野球がやりやすい環境を作りたい」と願う。「ロンドン五輪の日本選手を見て、W杯で頑張ろうと思った。世界最強になって日本に帰りたい」。女子野球の存在を3連覇という結果で日本中、世界中に示そうとしている。
 

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