2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地に東京が選ばれた。1964年の東京五輪に出場し、女子体操団体で銅メダルを獲得した永田東に住む加藤宏子さんは「スポーツへの子どもの関心が高まり、施設の充実につながれば」と開催決定を喜んでいる。
加藤さんは高校2年生の時に五輪候補選手になったが、1956年のメルボルン大会、60年のローマ大会には出場できず、26歳で迎えた自国開催で初めて五輪の舞台に立った。6人が競技を行う団体のトップバッターとして大役を果たし、銅メダルを獲得した。
2度目の東京五輪決定に「日本全体の雰囲気が沈んでいたので、これで明るくなる」と喜んだ。「目の前で競技を見られる。子どもがスポーツに関心を持つきっかけになり、体力全般が向上するのでは」という。
現役時代に海外遠征を経験している加藤さんは「外国に比べると日本のスポーツ施設は少なすぎる。競技レベルを考えればもっと多くあっていいはず」といい、今回の開催決定で、競技場や練習場などの施設が充実することを期待している。
加藤さんは南区体操協会の会長として、現在も体操の普及や区民の健康づくりを支援している。
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