市立南中学校(河島一校長)の生徒会が集めた使い捨てカイロ1114個が2月28日、宮城県石巻市の仮設住宅などに発送された。
この「カイロ支援」は、震災を機に石巻市で活動しているボランティアグループ「みどりの会」に所属している中区在住の北野順子さんが行うもの。北野さんは市内の小・中学校に協力を呼びかけ、南中が賛同。2012年から生徒会が井土ヶ谷小、大岡小にも声をかけ、支援が広がった。
南中生徒会は被災地の現在の状況を調査し、台風の影響で仮設住宅の老朽化が進み、厳しい生活を余儀なくされている人がいることを知った。カイロ支援の必要性を感じ、今年も2月初旬に校内と2小学校に呼びかけて、家にあるカイロの回収活動を行った。
井土小、大岡小も
南中から858個、井土ヶ谷小から204個、大岡小から52個の計1114個が集まり、北野さんを通して発送した。生徒会は「東北地方が震災前よりもさらに活気づくことを望んでいます」と被災者に手書きのメッセージを添えた。
河島校長は「被災地の方と同じ時代を過ごす中、助け合っていく気持ちを持ってほしい」と活動の広がりを期待していた。
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