市が進める地下鉄阪東橋駅や京急黄金町駅周辺のバリアフリー化へ向け、実際にまちを歩く点検作業が3月27日に行われた。
市は2駅を中心とした地区を対象に、誰もが移動しやすい環境を作ろうと、バリアフリー化へ向けた検討協議会を昨年7月に設置。周辺の町内会長や障害者関係団体の代表者らを地区部会委員に選び、協議を行っている。点検は地区の状況を確認するために行った。
町内会長や車いす利用者ら41人が4グループに分かれて駅や施設周辺を点検。歩道の段差や勾配を計測しながら、1時間半以上をかけて歩いた。
ブロック上にごみ
医大通りでは、視覚障害者誘導用ブロックの上にごみが置かれていたり、ブロックがすり減っている場所が確認された。参加した視覚障害者は「ブロックが続いていなくて、分かりづらいところがあった」と語った。また、市大センター病院と浦舟複合福祉施設付近はビル風が強く、向かい風になると、車いすが進みづらくなるなど、地図上では見えてこない課題も浮き彫りになった。点検後、各グループで結果を整理し、意見を交換した。
今後、協議会で課題を整理し、施設、駅などの事業者と調整しながら対応策を検討する。バリアフリー化の原案をまとめ、最終的に2015年春までに基本構想を国に提出する予定だ。
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