室町・戦国時代の蒔田町にあった「蒔田城」と城主である吉良氏についての企画展「蒔田の吉良氏 戦国まぼろしの蒔田城と姫君」が都筑区の横浜市歴史博物館で7月19日から8月31日まで開催される。
蒔田城は発掘調査や歴史資料が少なく「まぼろしの城」とも言われ、同館が企画展を行うのは初めて。
「忠臣蔵」で赤穂浪士に討たれた吉良上野介が有名な吉良家。愛知県にある本家は討ち入りをきっかけにお家断絶となった。しかし、分家は室町時代に世田谷から蒔田に移り住んでおり、蒔田城ができた。
会場には蒔田城と吉良氏に関わる古文書や世田谷区の「勝國寺」にある木造薬師三尊像や吉良氏に嫁いだ小田原北条氏の姫君に関わる書状などが展示される。関連事業として、専門家による講演会や研究講座も行われる。
英和生が紙芝居
さらに8月2日、3日、9日、10日、23日、24日には、蒔田城があった場所に現在建つ横浜英和女学院中学高等学校の歴史部による紙芝居「蒔田城さき姫ものがたり」が上演される。1日2回の上演で、午前11時30分と午後1時から。また、同校美術部の蒔田の丘をテーマにした作品が会期中に展示される予定。
入館料は企画展が一般300円。時間は午前9時から午後5時までで月曜日と7月22日は休館(21日は開館)。問い合わせは同館【電話】045・912・7777。
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